マウスピース矯正の手入れ|流れを鎌倉の歯科が解説!
鎌倉市、逗子市、藤沢市、茅ケ崎市、葉山町の皆様こんにちは。
マウスピース矯正は、使用する装置から治療の流れまで、従来のワイヤー矯正とはまったく異なると言っても過言ではありません。それだけに患者さまはマウスピース矯正に不安を感じている部分も多いようです。今回はそんなマウスピース矯正(インビザライン)のお手入れの方法について、鎌倉の鶴岡歯科医院がわかりやすく解説します。
▼マウスピースは使い捨てなのにお手入れが必要なの?
インビザラインのマウスピースは、定期的に新しい物へと交換します。標準的なケースでは、10~14日くらいで次のマウスピースへと交換するため、2weekの使い捨てコンタクトレンズのようなイメージをお持ちの方も多いです。そうなると念入りなお手入れは不要なように感じますが、実際はそうではありません。毎日というよりは、毎食後しっかりお手入れしないと、さまざまなリスクが生じます。
▼マウスピースは取り外すたびにお手入れする
インビザラインのマウスピースは、お口から取り外すたびにお手入れするようにしてください。食事と歯磨きの際には必ずマウスピースを取り外すため、1日3食とる人は、少なくとも3回はマウスピースをケアしなければなりません。その他にも間食をするたびにマウスピースを取り外すことになりますので、合計ではかなりの回数のケアが必要です。ただ、インビザラインのマウスピースは、入れ歯のような複雑な構造を採っておらず、1回のケアにかかる手間や時間はそれほどではありません。
▼マウスピースのお手入れの方法・流れ
インビザラインのマウスピースは、以下の流れでお手入れしてください。
◎マウスピースの表面を水洗い
マウスピースをお口から取り外ししたら、まずは水道水で装置表面の汚れを洗い流しましょう。場合によっては食べかすなどの大きな汚れが付着しているかもしれません。
◎手やブラシを使ってやさしく磨く
流水で洗っただけでは、マウスピースの汚れを落とすことはできません。やわらかめの歯ブラシや手でマウスピース表面にこびりついた汚れを優しく取り除いてください。マウスピースには歯と同じように歯垢・歯石が形成されます。そうした汚れが残ると、虫歯・歯周病のリスクが上昇します。
◎仕上げの水洗いと乾燥
手や歯ブラシによるお掃除が終わったら、仕上げの水洗いをして、乾燥させます。マウスピース表面の水分は、清潔なティッシュなどで吸い取り、完全に乾燥したら専用のケースに保管します。
◎洗浄剤による化学的なお手入れ(週に1~2回)
上記のお手入れだけでは、どうしても残ってしまう汚れがあります。そうした汚れは専用の洗浄剤を使って化学的に分解・除去しましょう。マウスピース専用の洗浄剤が理想的ですが、入れ歯用の洗浄剤でも構いません。1週間に1~2回洗浄することで、マウスピースの衛生状態を良好に保ちやすくなります。
▼マウスピースのお手入れの注意点
矯正用のマウスピースをお手入れする際には、以下の点にご注意ください。
・マウスピースが変形するため熱湯は使わない
・濡れたまま保管すると雑菌が繁殖してかえって不潔になる
・歯石などの汚れがたまった状態を放置すると矯正に悪影響が生じる
・ブラシで磨く際には歯磨き粉を使わない
▼まとめ
今回は、矯正用マウスピースのお手入れの方法について、鎌倉の鶴岡歯科医院が解説しました。固定式の矯正装置とはお手入れの方法が大きく異なるため、正しい方法でケアすることが大切です。
医療法人社団Craile 鶴岡歯科医院
歯科医師
鶴岡 淳
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