歯ぎしりをするとどうなるの?そのリスクを鎌倉の歯科が徹底解説!
鎌倉市、逗子市、藤沢市、茅ケ崎市、葉山町の皆様こんにちは。
私たちが日常的に行ってしまう習慣・習癖にはいろいろなものがあります。例えば、「貧乏ゆすり」は周囲からも注意を受けやすいクセとして有名ですが、健康に与える悪影響はそれほど大きくはありません。一方、「歯ぎしり」はお口や全身に与える悪影響が極めて大きく、今すぐにでも改善した方が良いくらいです。今回はそんな歯ぎしりをすると何が起こるのか、そして何もせずに放置することで生じるリスクについて、鎌倉の鶴岡歯科医院がわかりやすく解説します。
▼歯ぎしりって何が悪いの?
歯は、噛むために存在している器官なので、上下でギリギリと歯ぎしりすることもそれほど悪いことには思えませんよね。ストレスがたまったときに歯ぎしりすると気持ちが楽になったりするので、少なくともメンタルには良い影響が及びそうなものです。けれども実際は、極めて深刻な症状を引き起こすリスクがあり、今日からでも改善するよう努めた方が良いと言えます。
◎歯ぎしりは体重と同じくらいの力がかかる?
私たちヒトの噛む力というのはとても強く、歯ぎしりでは体重と同じくらいの力が歯にかかると言われています。成人男性であれば60~70kgに及ぶため、歯にも相応の影響が現れます。例えば、歯ぎしりのある人の歯は、噛む部分が摩耗していたり、欠けていたりする症状がよく見られます。それが習慣化すると、歯の根っこである歯根が折れたり、歯茎に炎症が起こったりするため十分に注意しなければならないのです。
▼食事で噛むときと歯ぎしりの違いとは
食事をするときは、私たちはとても強い力で噛むことがありますが、それは歯ぎしりのときほどではありません。また、食事の時は必ず歯と歯の間に食べ物が介在し、クッションとしての役割を果たしているため、歯や歯茎への影響も最小限に抑えられているのです。しかも、私たちが食べ物を噛む時間は、1日のうちで数十分から1時間程度ですよね。歯ぎしりは下手をすると一晩中続くこともあり、その分、歯や顎にかかる負担も大きくなります。
▼顎関節症の原因になることも
歯ぎしりが長年続くと、顎の関節にまで炎症や痛みを生じさせます。専門的には「顎関節症」と呼ばれるもので、重症化すると顎の関節が変形したり、口を大きく開けられなくなったりします。鎌倉の鶴岡歯科医院にも歯ぎしりが原因で顎関節症を発症し、さまざまな症状に悩まされている方がいらっしゃいます。そうしたトラブルに巻き込まれないためにも、歯ぎしりはできるだけ早く改善することが推奨されます。
▼歯ぎしりの治療方法
歯科医院では、特別なマウスピースを使った方法で歯ぎしりを治療できます。夜眠っている時に「ナイトガード」というプラスチック製のマウスピースを装着して、歯ぎしりによる悪影響を軽減するのです。同時に、認知行動療法などを組み合わせて、歯ぎしりそのものを解消するように促していきます。
▼まとめ
今回は、歯ぎしりをすることによるリスクについて、鎌倉の鶴岡歯科医院が解説しました。歯ぎしりはお口や全身の健康に悪いことしかありませんので、心当たりのある方は、歯科医院での治療を受けるのが望ましいです。放置するほどに歯が摩耗したり、顎の関節が痛くなったりするため、治療は早い方が良いです。鎌倉駅西口より徒歩3分の鶴岡歯科医院なら、歯ぎしりに治療も受けられます。
医療法人社団Craile 鶴岡歯科医院
歯科医師
鶴岡 淳
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