【歯科矯正】マウスピースを紛失するとどうなる?
鎌倉市、逗子市、藤沢市、茅ケ崎市、葉山町の皆様こんにちは。
インビザラインのマウスピースは薄くて軽く、取り扱いやすい反面、紛失するリスクも伴います。これは固定式の装置では起こり得ないことなので、これからマウスピース矯正を始める方にとっては不安な点のひとつですよね。今回は、インビザラインのマウスピースを紛失したらどうなるのかを鎌倉の鶴岡歯科医院がわかりやすく解説します。
▼まったく同じものを作り直すことができます
インビザラインのマウスピースは、デジタルデータとして取り込んだ情報を元に、機械で自動製作します。ワイヤー矯正のような手作業で作り上げる装置ではないため、紛失したとしても全く同じものを作り直すことが容易です。患者さまの治療データが保存されている限り、型取りなどを行わずに複製できます。ただし、マウスピースの複製を発注してから実物が手元に届くまでには多少の時間がかかるため、作り直しにもデメリットを伴う点にご注意ください。
◎複製したマウスピースが届くまでの対処法
複製したマウスピースが手元に届くまでは、1つ前のマウスピースを装着しておくようにしましょう。少しだけ後戻りすることになりますが、何も着けないよりは歯並びを良い状態に保ちやすくなります。当然ですがその期間中も1日20~22時間のマウスピース装着を続けるようにしてください。作り直したマウスピースが届くまでの1~2週間の過ごし方によっては、さまざまなトラブルが起こりかねません。
▼マウスピースを作り直す必要がないこともある?
マウスピースを紛失した際にはまず主治医に連絡して、対処法について相談するようにしましょう。インビザラインのマウスピースは、10~14日くらいの頻度で交換するものなので、次のステージまで数日しかないようなタイミングでマウスピースを紛失したのであれば、マウスピースを複製する必要性も低下します。歯の動きを見て、そのまま次のマウスピースに移行するケースも珍しくありません。
▼マウスピースの紛失を防止する方法
マウスピースを紛失しないためには、以下に挙げる点にご注意ください。
◎外した時は専用のケースで保管する
何らかの理由でマウスピースを外した際には、必ず専用のケースで保管するようにしましょう。「少しの間だけなら」と机の上やソファの上に置いておくと、誤って捨てられてしまうことがあります。場合によっては上から座って破損させてしまうこともあるでしょう。ですから、インビザラインのマウスピースをお口から取り外したらまず洗浄をして水分をふき取り、その流れで専用のケースに入れることを習慣化すると良いです。ただし、生乾きのままケースに入れると雑菌が繁殖してしまいますので、水分のふき取りは十分に行うようにしてください。
◎食事・歯磨き以外の時は基本的に外さない
インビザラインのマウスピースは、食事と歯磨きの際には必ず外します。それは患者さまにとって大きなメリットであると同時に、矯正を適切に進めていく上で守らなければならないルールなのですが、それ以外の時は基本的にマウスピースを外さないよう心がけましょう。そうすることでマウスピースを紛失するリスクを低減できます。
▼まとめ
今回は、インビザラインのマウスピースを紛失するとどうなるのかについて、鎌倉の鶴岡歯科医院が解説しました。インビザラインのマウスピースは複製可能な装置であり、損傷・紛失してもまた新しく作り直すことができます。ただ、複製までにはそれなりの期間を要することから、できれば失くさないよう、大切に取り扱うようにしましょう。
医療法人社団Craile 鶴岡歯科医院
歯科医師
鶴岡 淳
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