皆さん、こんにちは。鎌倉市の鶴岡歯科医院です。歯周病治療を考えている方の中には、「歯周病治療は痛いのでは？」と不安を感じている方も少なくないでしょう。確かに、歯周病は進行すると歯ぐきが炎症を起こし、治療中に痛みを感じることもあります。

 

しかし、痛みを最小限に抑える方法や、実際に治療を受けた患者さんの体験談をもとに、どのように対処すればいいのかをお伝えします。今回は、歯周病治療の痛みについての解説と、その痛みを和らげるための具体的な方法について詳しくご紹介します。

 

▼歯周病治療は痛いと感じることがあります

 

歯周病治療を受けた患者さんの中には、治療中や治療後に痛みを感じたと話す方がいます。例えば、治療中に歯ぐきや歯の周りを徹底的にクリーニングもしくはスケーリングする際、歯周ポケットの深い部分に達することがあり、その際に不快感を覚えることがあるのです。あるいは、歯周病によって歯ぐきが下がっていると、歯根面の象牙質が露出していることから、キーンとしみる知覚過敏の症状が現れる場合もあります。

 

▼歯周病患者さんの体験談をご紹介

 

体験談1：治療中の不快感

 

40代の男性患者さんは、歯周病治療中に歯ぐきの痛みを感じました。「治療の際にスケーリングを行うとき、特に奥歯の歯周ポケットの深い部分で少し痛みを感じましたが、麻酔のおかげで大きな痛みは避けられました」と話しています。歯周ポケットの深さによって治療中の不快感が増すことがありますが、適切な麻酔と医師とのコミュニケーションが重要です。

 

体験談2：治療後の痛み

 

30代の女性患者さんは、治療後に違和感があったと言います。「治療中は痛くなかったものの、治療後しばらく噛み合わせに違和感があり、冷たい飲み物で歯ぐきが敏感になりました」とのことです。術後の歯ぐきの痛みは、治療に対する一時的な反応であり、鎮痛剤で和らげることができます。

 

体験談3：麻酔が効きにくかったケース

 

50代の男性患者さんは、麻酔が効きにくく、治療中に痛みを感じました。「麻酔をかけてもらったのですが、一部の治療ではまだ痛みを感じました。しかし、追加の麻酔で痛みを和らげることができ、最終的に治療は問題なく進みました」と話しています。麻酔が効きにくい場合でも、追加の処置で痛みを抑えることができます。

 

▼歯周病治療で痛みを伴う理由

 

歯周病治療で痛いと感じる理由としては、以下の3つが考えられます。

 

1. 炎症による影響で刺激に敏感になっている

 

歯周病が進行すると、歯ぐきやその周りの組織が炎症を起こし、感覚が敏感になります。治療の際に歯ぐきや歯の表面を触ることで、通常よりも強く痛みを感じやすくなるのです。

 

2. 歯周ポケットが深くなっている

 

歯周病の進行度合いによっては、歯周ポケットが非常に深くなっていることがあります。これにより、クリーニングやスケーリングを行う際、歯周ポケット内の奥深くまで器具を挿入する必要があり、この過程で痛みを感じることがあります。

 

3. 外科的な処置を実施した

 

重度の歯周病では、歯ぐきや歯を支える骨が損傷していることがあります。この場合、再生治療や外科的処置が必要になることがあり、その際に術後の痛みが発生することもあります。

 

▼歯周病治療の痛みを軽減する方法

 

歯周病治療に伴う痛みは、次の方法で軽減することが可能です。

 

1. 局所麻酔の使用

 

歯周病治療では、痛みを和らげるために局所麻酔が使用されることが一般的です。麻酔によって治療中の痛みをほとんど感じることなく、リラックスして治療を受けることができます。

 

2. 先進の治療技術の活用

当院では、最新の治療技術を取り入れることで、痛みを最小限に抑える治療を行っています。例えば、当院で行っている位相差顕微鏡と薬剤を使った内科的治療は、文字通り内科的な処置で歯周病を治す方法なので、痛みを伴うことがほとんどありません。

 

3. 治療後のケア

 

治療後の痛みを最小限に抑えるためには、適切なケアが欠かせません。患部を過度に刺激しないようにしたり、適度な休養をとったりすることで、痛みの緩和が期待できます。また、治療後もセルフケアをしっかり行って、口腔内を清潔に保つことが重要となります。

 

4. リラックスできる治療環境

 

痛みを感じる要因として、治療時の緊張感が挙げられます。リラックスした環境で治療を受けることで、痛みを感じにくくすることができます。当院では、患者さんが安心して治療を受けられるよう、リラックスできる環境作りにも力を入れています。

 

▼まとめ

 

歯周病治療は、患者さんによっては痛いと感じることがありますが、麻酔や鎮痛剤の使用、治療後のケア、最新技術の導入などによって、痛みを和らげるための対策が多数あります。鎌倉市の鶴岡歯科医院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせた治療法を提案し、できるだけ痛みの少ない治療を心がけています。歯周病治療に不安を感じている方は、ぜひご相談ください。歯周病は放置すると進行しやすい病気ですので、早期治療が大切です。