【虫歯・歯周病予防】定期検診はどれくらいの頻度で通うべき?|鎌倉市の歯医者|医療法人社団Craile 鶴岡歯科医院

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【虫歯・歯周病予防】定期検診はどれくらいの頻度で通うべき?

鎌倉市、逗子市、藤沢市、茅ケ崎市、葉山町の皆様こんにちは。   お口の2大疾患である虫歯と歯周病は、感染症の一種ではあるものの、風邪やインフルエンザ以上に厄介です。日本人が歯を失う原因の1~2位を占めており、予防するに越したことはありません。その際、有用なのが歯科の「定期検診」です。今回はそんな定期検診の適切な頻度について、鎌倉の鶴岡歯科医院がわかりやすく解説します。  

▼3~4ヵ月に1回が標準

  歯科の定期検診は、3~4ヵ月に1回くらいが標準的です。1年に1回の健康診断と比較すると、かなり高頻度な印象を受けますが、そもそも「検診」と「健診」には大きな違いあり、混同しないように注意しなければなりません。ここを間違えると、歯科の定期検診を受ける頻度も自ずと減っていってしまいますからね。  

◎「健診」と「検診」の違いとは?

  学校や職場などで1年に1回受ける健康診断(健診)は、からだ全体の異常の有無を大まかに見るためのものです。いわゆる「スクリーニング検査」に近い特性があり、個々の病気の重症度や進行度を細かく調べることはできません。一方、「検診」は個々の病気をしっかり調べるための検査であり、病気の有無以外にも細かくチェック可能です。そして歯科の定期検診は、「健診」ではなく「検診」であることを理解しておくことが大切です。  

▼虫歯や歯周病は進行の早い病気

  例えば、全身の健康診断で異常が認められる部位があった場合、「1年に1回は検査を受けるようにしてくださいね」と言われることがありますが、進行の早い病気である虫歯や歯周病では、そうした対応では不十分となります。1年後にまた検査を受けたのでは、病気もある程度、進行してしまっているからです。3~4ヵ月に1回くらいの頻度で定期検診を受けていれば、虫歯や歯周病を早期に発見できますし、予防することも難しくなくなります。  

▼1~2ヵ月に1回の通院が推奨されることも?

  患者さまのお口の状態によっては、1~2ヵ月に1回くらいの頻度で定期検診を受けた方が良い場合もあります。とくに歯周病の治療を受けてきて、とりあえずは症状が落ち着いているけれども、またいつ再発するかわからないような状態であれば、1~2ヵ月に1回は歯科で経過を見てもらうようにしましょう。その他、お口の中が汚れやすく、これまでもたくさんの虫歯治療を受けてきた方も1~2ヵ月に1回通院しても良いといえます。  

▼学校歯科健診を受けている子どもは?

  子どもは1年に1回、学校で歯科健診を受けるため、定期検診まで受ける必要はないのでは?と思われがちですが、ここでも「健診」と「検診」の違いを意識しなければなりません。そもそも学校歯科健診で児童1人あたりにかけられる時間は1分程度であり、そこで正確な診断が下せるはずもないので、子どもも大人と同じように3~4ヵ月に1回はかかりつけ医での検診が必要といえます。それは学校歯科健診で特別な異常を指摘されなかった場合も含めてです。  

▼まとめ

  今回は、歯科の定期検診を受ける適切な頻度について、鎌倉の鶴岡歯科医院が解説しました。特に大きな問題を抱えていない人は、3~4ヵ月に1回、虫歯・歯周病リスクがもともと高い人は1~2ヵ月に1回くらいの頻度で定期検診を受けると良いでしょう。
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