入れ歯が臭うときの対処方法は?
皆さんは、入れ歯というのは比較的臭いが発生しやすいということをご存知でしょうか?少しでもお手入れを怠ると、あっという間に入れ歯が臭い始めることがあるので注意しましょう。今回はそんな入れ歯が臭う時の対処方法について詳しく解説します。
▼入れ歯が臭う原因とは?
一般的な入れ歯は、人工歯も義歯床もプラスチック製のレジンで作られています。とくに、義歯床に使われているアクリルレジンは、吸水性が高く、汚れもつきやすい性質を持っているため、臭いの元となる物質も吸着・堆積しやすのです。それだけに、入れ歯のお手入れが不十分だと、嫌な臭いを放つようになるのです。
▼適切なケアを施す
入れ歯が臭う場合は、とにかくまずきれいにお掃除しましょう。入れ歯の表面に付着した汚れを義歯ブラシでていねいに取り除きます。入れ歯洗浄剤による化学的な洗浄も併せて行いましょう。そうした適切なケアを行っていくことで、入れ歯の臭いは改善されていきます。それでも臭いがなくならない場合は、入れ歯そのものに何らかの異常があるかもしれません。
▼入れ歯の材料が劣化している
義歯床を構成しているアクリルレジンは、経年的な劣化がみられる材料です。また、熱湯に浸けたり、歯磨き粉を使ってゴシゴシ磨いたりすると、変形や変質してしまう材料でもあります。そうした材料自体の変化によって、なおさら入れ歯に臭いの物質がつきやすくなっていることもあります。そうしたケースでは、義歯床の部分に補修を加えたり、新しい材料に置き換えたりすることで、その症状を改善します。いずれにせよ、入れ歯の臭いが気になり出したら、一度当院までお越しください。その原因をつきとめ、最適な方法をご提案いたします。
▼まとめ
このように、入れ歯というのはそもそも臭いが付きやすい補綴物であるということを知っておいてください。それだけに、毎日しっかりとしたケアを行うことが大切です。