入れ歯を調整する際にかかる費用は?
入れ歯というのは、出来上がってすぐ完全にフィットするということはほとんどありません。入れ歯を新製したあと、調整を繰り返す中で徐々にお口の中へと適合していくものです。それだけに入れ歯の調整にかかる費用はどのくらいなのか、気になりますよね。
▼簡単な調整であれば数百円程度
保険診療で作った入れ歯の調整費用というのは、それほど高くはありません。簡単な調整であれば数百円程度の出費で済むことが多いです。これは保険点数で決まっているものなので、極端に高くなることはまずないといえます。ただ、入れ歯の大部分を調整するなど、材料費や技術料が多く発生する場合は、数千円の費用がかかることもあります。
▼自由診療の入れ歯の調整はケースバイケース
自由診療で作った入れ歯は、使われている素材が特殊であったり、調整するために特別な装置が必要になったりすることも珍しくありません。そういった理由から、入れ歯を調整する費用が比較的高くなることもありますが、数万円に及ぶことはほとんどありません。もちろん、例外的に高額な費用が発生することもありますので、あくまでケースバイケースとお伝えしておきます。
▼合わない入れ歯を使い続けることのリスク
どんなにていねいに作られた入れ歯でも、患者さまによっては「合わない」と感じる場面が出てくることかと思います。そういった時に、無理して合わない入れ歯を使い続けると、歯や歯茎、顎の関節への負担が大きくなっていきます。その結果、残った天然歯にダメージが加わったり、口腔粘膜に口内炎が生じたりすることもあるため注意が必要です。
▼まとめ
このように、入れ歯の調整にはそれほど高い費用がかかりませんので、何か不具合を感じたらすぐに当院までお越しください。適切な処置を加え、少しでも適合が良くなるように調整いたします。そうすることで徐々に、患者さまのお口に馴染んでいくことかと思います。長年使ってきた入れ歯であれば、大幅な調整や義歯の新製が必要になることもあります。