最近、口臭が気になり始めたという方は、どこに原因があると思いますか?口臭の原因というのは、いろいろなものが考えられますので、特定するのはそれなりに大変です。胃腸の不調が原因で口臭が発生することもあれば、糖尿病のような全身疾患が原因となる口臭もあります。それでも、口臭の大半はお口の中にあると言われています、虫歯がある人は要注意です。
- 口臭の原因となるお口の病気
お口の病気には、口臭の原因となるものが多数存在します。まず、歯周病がその代表です。歯周病にかかると、メチルメルカプタンという独特な物質が産生されるからです。これは野菜の腐ったような臭いのする物質で、口臭症の主な原因となっています。次に挙げられるのが虫歯ですね。実は、虫歯も口臭の原因になり得るのです。なぜなら、虫歯が進行すると、虫歯菌が繁殖する過程で食べ物を腐敗させるからです。もちろん、虫歯菌によって神経や血管が侵されても、腐敗臭のような臭いが発生することとなります。
- 虫歯による口臭を防ぐには
虫歯による口臭を防ぐには、虫歯を治療する他ありません。虫歯は自然に治ることのない病気ですので、放置すればするほど、病態は進行し、口臭もひどくなっていきます。例え、口臭を抑えるような薬剤でうがいをしても、それは一時的な効果しかありませんので、虫歯がある人は、できるだけ早期に治療を受けましょう。
3 .誰にでも口臭はある?
ちなみに、口臭があるからといって、必ずしも虫歯や歯周病が発生しているわけではありません。私たちには生理的口臭というものがあり、健康な人でもお口の臭いは存在するのです。そんな生理的口臭も、オーラルケアを徹底することで抑えることができます。
- まとめ
このように、虫歯は口臭の原因になりますので、今現在、お口の中に虫歯がある人は、口臭を予防するという意味でも治療を受けることをおすすめします。虫歯を放置することは、デメリットしかありませんので、できるだけ早い時期に治した方がお口の健康にとっても良いといえます。