子供が虫歯になってしまう原因とは?
■子供が虫歯になってしまう原因とは?
予防歯科の概念が広まって、最近では虫歯になる人の数が大きく減少しています。それでも虫歯になる子どもは少なくないため、不思議に感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。そこで今回は子どもが虫歯になってしまう原因をわかりやすく解説します。
▼子どもの歯は未成熟
子どもの身体は、大人と比べるといろいろな面で未成熟ですよね。それは歯という器官も例外ではありません。子どもの歯である乳歯は、大人のである永久歯よりも軟らかく、酸に対する抵抗力が低くなっています。また、エナメル質と象牙質は永久歯の半分の厚みしかないことから、一度虫歯にかかるとあっという間に進行する傾向にあるのです。こうした乳歯の特徴については、親御さまがしっかり把握しておくことが大切です。
▼歯並びが安定せず清掃性が悪い
子どもの歯は、乳歯列から混合歯列、永久歯列へと目まぐるしく変化していきます。その間、歯並びも安定せず、歯磨きしにくい状態が何年も続くことになります。これもまた子どもが虫歯になってしまう原因のひとつといえます。
▼歯磨きの習得には時間がかかる
歯磨きというのは、最初の乳歯が生えてくる生後8ヶ月くらいから始めることとなります。始めの頃は当然、ひとり磨きはできませんし、親御さまによる仕上げ磨きが必須となります。その後もひとり磨きをしっかり行えるようになるまでに数年を要するものです。それまでは磨き残しも多くなることから、虫歯のリスクも大きく上昇します。
▼まとめ
このように、子どもが虫歯になりやすい原因はいくつか存在しています。それらをしっかり把握した上で、適切なセルフケアを実施していきましょう。歯科医院で受けるプロフェッショナルケアを同時に行っていくことで、より虫歯になりにくい口腔環境を築くことが可能となりますので、小児歯科や予防歯科を定期的に受診することも重要といえます。当院では子どもの歯の定期健診・メンテナンスも実施しております。是非お気軽にお問い合わせください。