あいうべ体操とは
皆さんは「あいうべ体操」というものをご存知でしょうか?名前は聞いたことがあるけれど、詳しい内容についてはよく知らない、という方が大半かと思います。あいうべ体操は、正しい呼吸法を身に付けるための体操ですが、お口の健康維持・増進にも大きく寄与します。今回はそんなあいうべ体操についてわかりやすく解説します。
▼口呼吸から鼻呼吸へ変える体操
あいうべ体操の主な目的は、呼吸法の改善です。口で呼吸してしまっている場合に、鼻呼吸へと移行するよう促します。そこで気になるのが「なぜ口呼吸がわるいのか」という点ですよね。呼吸は口でするもの、と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実際は鼻でするものです。口で呼吸をするとさまざまな悪影響が生じるからです。
▼口呼吸のデメリット
口呼吸をしていると、お口の中が乾燥し、細菌の繁殖が促されます。すると、細菌感染症であるむし歯や歯周病のリスクが上昇してしまうのです。その他、口がポカンとあいている状態が続くことで、口腔周囲筋が衰えたり、歯並びが悪くなったりするなどの悪影響も生じます。
▼あいうべ体操のやり方
あいうべ体操は、その名の通り「あ・い・う・べ」という言葉を発することで、呼吸法を改善します。具体的には、「あー」と口を大きく開く、「いー」と口を大きく横に広げる、「うー」と口を強く前に突き出す、「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす動作を1セットとして、1日30セット行います。声に関しては出しても出さなくてもよいです。ご自身がやりやすい方で実践してみてください。
▼まとめ
このように、口呼吸は口腔周囲にさまざまな悪影響をもたらすため、あいうべ体操によって改善するのが望ましいです。文章だけではなかなかコツも掴みにくいかと思いますので、呼吸の改善方法や歯並びの異常などにお困りの方は、お気軽に当院までご相談ください。あいうべ体操も含めて、有効な改善法をご提案いたします。